第 15 番
ポスト過吉
あなたが出さなかった手紙が、今日、あなた自身に届きます。
彼女はその朝、ポストに 1 通の封筒があるのを見つけた。封の口は、ぴったりと閉じられていた。差出人の欄には、何も書かれていなかった。
中には、彼女自身が書いた手紙が入っていた。書いた覚えのある手紙だった。けれど、出した覚えはなかった。何年か前の、どこかの夜に、書いただけの手紙だった。
それは、過去の彼女から、今日の彼女へ、ようやく届いた手紙だった。文面は短かった。「大丈夫」とだけ、書かれていた。彼女は手紙を畳み、引き出しの奥にしまった。1 日中、その引き出しのことを、忘れずにいた。
今日試してみたいこと
- 古い手紙を探す
- 「大丈夫」を信じる
- 引き出しの奥を開ける